先日、新聞を見ていましたら、ある会社で調査をしたら、２０〜３０代の男女の約半数はマイボトルを持って会社に来ているそうです。朝、自宅を出る時に自分の好きなお茶やコーヒーを入れて出社する人もいれば、会社で好みのお茶を作る人もいるということです。会社には、給水サーバーが置いてあるところが多くなって、冷水と温水を自由に飲むことが出来ます。水出し煎茶や紅茶のティーバッグをマイボトルに入れて、冷水や温水を入れれば、簡単に自分好みのお茶を作ることが出来ます。値段も、コンビニでペットボトルのお茶を買ってくるより、はるかに安いですし、何よりもエコロジーです。最近では、ファッショナブルなマイボトルもたくさん販売されていますので、マイボトルでお茶を飲むのがおしゃれになっているようです。
茶業界では、リーフ茶離れが深刻で、急須を持っていない家庭も多くなっています。リーフ茶離れを少しでも防ぐには、お茶本来のおいしさを知ってもらう事が一番だと思います。ペットボトルのお茶は、原料に緑茶を使っていますが、味は急須で淹れたものにはかないません。ペットボトルのお茶の味を、緑茶の味だと思い込んでいる人も多いと思います。そういう人には、まずマイボトルを持ってもらって、水出し煎茶などのティーバッグでお茶本来のおいしさを知ってもらう事から始めるのが、リーフ茶復活の一つの方法ではないかと思っています。
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