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新しいお茶の品種 2009年2月21日

現在、静岡県で栽培されていますお茶の品種の約9割は「やぶ北」です。「やぶ北」は、うま味があって、収量が多く、病気にも強いという素晴らしい品種です。いままで、やぶ北を超える品種が開発されないこともあって、静岡県で作られていますお茶のほとんどが、やぶ北品種に固定されています。でも、1種類の品種を作っていますと、収穫時期も集中してしまい、最適時に摘み取りが出来ないことになっています。

そのため、静岡県の気候や土壌にあった、早生品種や晩生品種の開発を進めてきました。現在、当店のあります牧之原で一番有力な品種は、早生品種で「つゆひかり」と「山の息吹」、晩生品種では「おくひかり」です。それぞれ、「やぶ北」より個性的な味と香りを持っています。でも、問題もあります。一番大きな問題は、まだ栽培面積が少なく、安定的にお客様に品種茶をお届けできないという点です。また、「やぶ北」とは違った味と香りを、これからどのようにお客様に伝えていくかという問題もあります。次第に、品種茶の栽培面積が増えていけば、安定的にお客様にお茶をお届けすることが出来、当店独自のお茶を楽しんで頂けると思います。リーフ茶の需要が減っている現在、万人に受け入れられるお茶ではなく、個性的なお茶をお届けすることも重要なことだと思っています。



マキちゃん 静岡から、お茶に関する情報や、日々思っていることを綴ったコラムです。仕事をしながら 思いついたことや、日常の事を書いています。

産地から生の声を発信できたらと思っています。読んでいただいて、少しでもお茶について関心を持っていただけたら、うれしいです。

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